HEAVEN'S DRIVE 3
シクシク、碇クンどうして居なかったの?
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ゴールデンウィーク、連休、学校お休み、碇クンおうちに居る、会いにいく、ポッ。
休みの日は遅く起きるの、でも眠いわ。グウグウ。
連休最初の二日はEVAのテストで私一人出ていたけれど今日から、お休み。
顔を洗って、朝食の準備。トーストとサラダ、コーンスープ。サラダのドレッシングは碇クンオリジナル何時も添えている。
モグモグ、おいしい。でも碇クンと食べたかった。ジワ、涙が出そう。でも今日会いに行くから我慢できる。
ごちそうさま。食器を急いで片付けたわ。早く会いに行くために、それからブラッシング。
サッサ!碇クンのための髪型、完璧!
(気づいてくれるかしら、この髪型) (注)変わっていない
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・・・・・10分経過 レイワールド発生。
・・・ハッいけない、いけない。
身支度を整え、玄関に向かう。
「いってきます」
出かけるときの、言葉。碇クンが教えてくれた。 ポッ
階段を降り、碇クンの家に向かう。歩いて約半時間、テクテク、テクテク。
10分ぐらい歩いたら、前から耳が痛くなるような大きな音が向かってきた。
グオオオオーーーン!!
グオオオーーーンンン!!
自動車、速い、青色、見た事ある形・・・通りすぎ音をさせながらUターンして、私の横にとまったの。
「レイじゃない、どこに行くの?」
葛城三佐、上司、碇クンと一緒に住んでいる、うらやましい。
「碇クンに会いに・・・」
「あら残念ね!シンジ君、朝からいないのよ」
「え?」
碇クンいないの?どこに行ったの?悲しい、シクシク。
「ちょうどいいわ、レイ!ドライブに行かない?」
「え?」
ドライブ、どうせなら、碇クンと行きたい。グスグス。
「碇クンはどこに行ったかわかりませんか?」
「ゴメンなさいね、私が起きたらもう居なくてどこに行ったかわからないのよ」
「・・・そう」
涙がこみあげてくる。ウウ、シクシク、グスグス。
「レイ!何泣いてるの」
「碇クン・・」
「シンジ君ね、んー言っておくから明日来なさい」
嬉しい、明日は必ず会えるのね。
「ありがとうございます」
「いいって、いいって。それより暇なんでしょ?乗りなさい」
葛城三佐がドアを開けた。どうしよう帰ってもする事ないし、いつも碇クンが座っている助手席に・・・ポッ
「はい」
私は座った、ポッ、ポッ、嬉しい。
「じゃあ、いくわよ!」
「はい」
グオオオーーン!!
キャ!凄い加速、押しつぶされそう。でも碇クンの席なら耐えられる・・・
凄いスピード、どこに行くのかしら。
「どこに行くんですか?」
「んー、高速よ」
高速、スピードを上げてもいい道、でも何も無い。
「行ってどうするんですか?」
「とばすのよ!!」
・・・葛城三佐、いつもの目と違うみたい。獲物を狩る獣みたいな目だわ。
高速につき、はいる。高速を通ってどこに行くんだろう?聞いてみた。
「高速よ!」
「?」
意味がわからない。いつものことだけど、生活している碇クンも大変ね。
グオオォォォォーーーン!!!
「キャ!」
「レイ!しっかり掴まってなさい!さあ、いくわよ!」
いきなりの加速、頭を背もたれにうちつけて、痛かった。でもそんなことお構いなしに、どんどん加速していったわ。
「!!!」
前に車が走っている。このままじゃぶつかる。
碇クン、あえないまま私は死ぬのね。シクシク。
キュ!キュ!グオオーン!!
「まったく遅いわね」
車を左右に揺らして、抜き去ったわ。私生きている。よかった碇クンにあえる。ポッ。
「!!!」
凄い曲がり、スピードを落とさないとぶつかる。でも落としてない。
碇クン、一緒に食事をしないまま私は死ぬのね。グスグス。
キッキキー!
「ドリフト!いいわね、この感覚!」
車は滑りながら、曲がっていったわ。私生きている。よかった碇クンに挨拶ができる。ポッポッ。
「!!!」
よかった。直線。ぶつかる事もないわ。
グオオオォォォォォーーーーンンンン!!!
え?もの凄い音、今まで一番大きい。
「まさに、もってこいの直線!!!」
「!!!」
車は加速していく。私は座席に張り付いたみたいに動けなかった。
助けて、碇クン、苦しい。シクシク、グスグス・・・・
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・・・
「レ・・レイ・・・レイッ!」
「?」
私、どうしたのかしら?
「大丈夫だった?気絶していたのよ」
そうだ、葛城三佐の車でドライブにいって、それから・・・・碇クンに助けを求めて・・・ポッ
「なに赤くなってんのよ!」
「え?」
「はあー家まで送るわよ」
わからないけど、呆れられている。どうして?
家についた。でもフラフラ、少し周りが揺れている。
「今日はありがとうございました」
「いいわよ、また行きましょうね」
「・・・」
イヤ、でも碇クンと一緒ならいいかも。ポッ
車はもの凄いスピードで見えなくなった。碇クン帰ってきているのかな?でも明日会いにいけるから、嬉しい。ニコニコ
私はふらつきながら階段をのぼった。ブチッ、痛い!顔をドアにぶつけたの。サスリ、サスリ
「・・・ただいま」
疲れて、ベットに腰を下ろして今日のことを考えたわ。
葛城三佐のドライブ、怖い、どうしてこんな事になったの?碇クンが居なかった。
シクシク、グスッ それで・・・・でも明日が楽しみ・・・・ポッ
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でもどうして、碇クンどうして居なかったの?
おしまい
シンジ、アスカ、二人の「休日」デート中に起こったレイの不幸です。
ミサトさんの走り屋の血が騒ぐのでしょうか?
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION HEAVEN'S DRIVE 3